【英語】リスニング力を伸ばすためのたった一つのコツ!

f:id:Go_My_Way:20190417040659j:plain

こんにちは。

今回は僕が自分の勉強を通して気づいたリスニングのとても重要な一つのコツを紹介したいと思います。ぜひ読んでみていただいて,リスニングの勉強するときに試してみてほしいと思います。

と,その前に本記事に入る前にまず下記の記事を読んでください!

これを読んだ後に本記事を読んでいただくと,より私の言いたいことが伝わるかと思います。

go-my-way.hatenablog.com

ある日,赤ちゃんの気持ちになってリスニングをしてみた

僕は英語を聞いている時ずっと違和感を感じていました。その違和感を言語化するのが難しいのですが,英語を聞いている時,英語という言葉を聞いているというより,何か暗号を聞いてそれを解読して,理解しているような感覚だったのです。

それが何故なのか?僕はずっと気になっていました。そして,僕はある時それを解明すべく,一度赤ちゃん・子供の気持ちになって英語を聞いてみることにしました。

赤ちゃんは文法なんて知らないのに英語を完璧に理解できるようになります。大変興味深いですよね。子供の頃から聞いているかだと簡単に片付けられそうですが,僕たちは人種が違えど一緒の人間なので,脳の使い方を同じだと思うんです。だったらなんで僕たちができないのか,その原因は何か?何かパターンがあるんじゃないか?と思い,頭を真っ白にして英語を聞いてみることにしました。

すると僕は一つのことに気づきました。

単純に文型という知識が邪魔をしている・・・。

赤ちゃんの頃は文型を知らないので音を聴きながらそれが何を指しているのか観察し,ヒト・モノの位置関係を把握し,そして自然と言葉の順番を獲得していきます。

しかし僕たちは先に文型という知識を学びます。そうすることで1番最初の単語が主語だ,その次が動詞だ,その次が目的語だと型にはめることが癖になってしまっています。そのせいで僕は聞き取った単語が型のどこに当てはまるかまず考え,機械的に英語を理解してしまっていることに気づきました。

きっとこれが英語を暗号のように理解してしまっている大きな要因だと感じました。

自然に英語を聞くためには?

機械的な英語の聞き方をしないようにするために,どうすればいいのか。

もう一度赤ちゃん・子供目線で考えて欲しいのですが,赤ちゃん・子供は文章も読めない段階で僕たちが聞き取れないような早い英語でも理解できます。一方,僕たちは文章は読めるのに,早い英語が聞き取れません。

それはなぜなのか…?

上にも書きましたが,それは教育上,先に文法そして読み書きを学ぶことにより頭の中でまず文章を作って意味を理解しようとする癖が僕たちについてしまっていることが原因だと考えています。

そのため,僕は早い英語を聞いた時,その癖で頭の中で文章を組み立てることをいつもしていました。しかし,音が早すぎて単語が掴めず,文章にできない。その結果,型に当てはめようにも文章ができていないから意味が分からないし,さらに無理くり頭の中で文章を作ろうとするから脳が疲れてしまっていました。

このような僕と同じ経験をされている方は一定数いらっしゃるのではないでしょうか。

では,赤ちゃん・子供は読み書きもできないときに,どうやって英語を理解しているのか?

もちろん単語の知識もありますが,僕はこう考えています。

赤ちゃん・子供は「話者が話す言葉の『順番』から意味を把握している」ということです。

彼らは話者が最初に発した言葉が主語で,その次の言葉が主語の動作,最後に発した言葉が主語の動作の対象がくるといった理解の仕方をしていると僕は考えています。

文型と変わらないじゃないかと!思う方もいるかもしれませんが,大きな違いは文章なんて組み立てていないのです。自然と話される単語の『順番』で,個々の単語が何を意味しているか瞬時に把握し,その意味を文章ではなく個々に繋げて意味を理解しているということです。

つまり,英語を聞く時に話される単語の『順番』で意味を理解する方法がわかれば,文章を作って機械的に意味を理解することをせずに,自然な英語の聞き方ができると僕は考えました。

話される単語の順番で意識するたった一つのコツ

自然なリスニングをするために,僕は話される単語の『順番』でその単語が何を表すかを予め理解しておくことが大切だと述べました。

では,僕たちがリスニングをするときに,どこに注目しておけば自然な聞き方ができるのか?どうやれば文型の知識を取っ払って聞くことができるのか?

僕は自分なりに色々試した結果,以下を意識することで一番自然な聞き方ができると感じました。

それは「話者の話終わりの単語が【動作の対象】を示す【名詞】である」ということです。

もちろん主語の後ろが動詞だ,動詞の後ろが目的語だという理解は知識として必要ですが,リスニングの時はその捉え方を一旦忘れてみてください。これらは単語の意味と文型の知識に頼った聞き方になるので,今までの機械的な聞き方と何も変わりません。

f:id:Go_My_Way:20190417012845j:plain

図の見方について

左に位置する矢印は,話者の言い始めを「始」,言い終わりを「終」として示しています。まず話者は主語,そして次に動詞を表す単語を発します。そのため,動詞を一番上の「始」に置いています。動詞の次に目的語か形容詞がきますので,その下に名詞(目的語)もしくは形容詞を置いています。この段階で文章の終わり,つまり言い終わりとなる場合もありますが,最後に場所を示す名詞がくる場合がありますので「終」に場所を表す名詞を置いています。(場所だけでなく時間等もありますが,今回は場所だけ載せています。)

さて上でも述べましたが,

話者の話終わりの単語が【動作の対象】を示す【名詞】である」

とリスニングをする前から意識しておくことを僕はオススメしたいです。

しかし,厳密に言いますと,図にもあるように

話者が発する言葉の言い終わりは必ず【名詞】か【形容詞】になっています。

これも一つの規則性のようなものだと考えてください。

ただし,ここでは一つを集中して覚えるために僕は名詞のみ強調しています。

もし時間があれば,ぜひ様々な文章を読んだり,聞いたりしてご自身でこの規則性を確認してみてください。この法則にほとんどの文章が準じていると気づくと思います。ただし,副詞が使われたり,I don't know what to do.や I saw your friend who you saw yesterday.など節や関係詞が使われると言い終わりが名詞,形容詞ではなく,これが当てはまりません。しかし,これは例外と見なさないで,whatとfriendの部分を意識して聞き取るようにしてください。この部分が言い終わりの名詞に該当します。名詞以降の部分はwhatとfriendに掛かる補助的なものだと思っていただくとスムーズに理解できると思います。

語尾に「名詞」が来ると予め頭に入れて聞き取る

僕たちは言葉を聞くとき,正確に全ての単語を拾って理解しておらず必要な単語のみを無意識のうちに聞き取って繋ぎ合わせて理解しています。つまり,聞き方に強弱をつけているわけです。その強弱が何によって引き起こされるのかというと,僕は名詞だと考えています。それは,名詞が現実世界のヒト・モノを指すため,名詞を聞いた瞬間その映像が勝手に頭の中で作り出されるからです。極端な例ですが「〜した」だけ聞いても,何のイメージが浮かび上がってこないですが,「テニス」を聞けばすぐにイメージが浮かび上がってくると思います。

それを踏まえて考えると,僕たちが日本語を聞いているときは最初に目的語,つまり名詞が話されるので,話の出だしからイメージがすぐに浮かび上がるわけです。一方で英語の場合,目的語は言葉の一番最後にきますので,イメージを思い浮かべるには最後まで辛抱強く聞き続けなければいけません。

このように,日本語を聞く僕たちの脳は話ので出しに意識が向く癖があるので,英語を聞いたときに文章の最後まで一語一句拾うことができず聞きもらしてしまったり,初めの3語は聞き取れたけど途中で分からなくなったりしてしまうことがあるのだと考えています。

では,どうすればいいのか。

僕は,話終わり,つまり「語尾」に重要な名詞がくるんだ!と予め頭に入れておくことで聞き漏らしを防げると考えています。実際,これで試してみて僕自身聞き漏らしが少なくなったり,単語を聞き続ける体力がついたと感じています。

まとめ

長々と書いてしまいましたが,僕が考えるリスニングのコツは

話者の話終わりの単語(日本語で言う「語尾」)が【動作の対象】を示す名詞】であることを常に頭に入れておく

ことです。ぜひ,リスニングをする際にこれを意識して聞いてみてください。いつもと違った感覚の聞き方ができるはずだと信じています。

試してみてくださった方で効果があった!と言う方がいれば,コメントで教えてもらえると嬉しいです!