【英語】僕が英語を聞くときに意識している3つのこと!

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こんにちは。

前回の記事で,僕が感じるリスニング時の違和感を紹介しました。今回は,その違和感を解消するために,どうやってリスニング力向上に取り組んでいるのか紹介したいと思います。

go-my-way.hatenablog.com

前回の記事をまとめますと…

「英語を日本語のように聞く」ためには「場面を想起させる単語がいつ話されるのかを把握し,そして音を聞くと同時にヒト・モノの位置関係を瞬時に把握する」

ことが必要であると述べました。

僕はそれを実際に行うために色々と試行錯誤し,自分なりの英語の聞き方「意識スイッチ」を3つ発見しましたので紹介したいと思います。

3つの意識スイッチ

一つ目:単語を掴むことを意識

これは基本中の基本になります。聞き取った音から必ずアルファベットの文字列を思い浮かべる癖をつけてください。たとえ聞いたことのある音でも,音から瞬時に意味へ変換することはネイティブでない限り困難であると考えています。それは違う記事でも書きましたが,第二言語として英語を学ぶ僕たちは音から単語を暗記するよりも,単語帳を使って文字列から意味を暗記していることを多いからです。

僕の経験上,音をアルファベットの文字列に変換できない時は右から左へカタカナの音が流れてしまっていることが多く,ほとんどの場合意味を捉えることができていません。きっと多くの人が同じだと思っていますので,ぜひ英語を聞くときはアルファベットの文字列を思い浮かべる癖をつけてください。これをスムーズにできないことが留学し初めの頃の早い英語についていけない原因の一つだと考えています。 

二つ目:名詞の具現化と予測

名詞を具現化する意識

僕たちが言葉から場面を想起するときにキーとなる品詞は何なのか考えたことはありますか?それは名詞になります。僕は特に目的語の名詞を聞き取って,それを瞬時に現実世界に対応するヒト・モノを思い浮かべて意味を理解していると考えています。ぜひ皆さんも日本語を聞くときに,どの言葉を聞くことでイメージを浮かべているのか自分なりに分析してみてください。前に同様の記事を書きましたのでチェックしてみてください。

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例えば「昼,コンビニ,友達,弁当,お茶」と名詞だけ並べられた文章をみてみましょう。不思議なことに,なんとなく意味が分かりませんか?「昼にコンビニに行って,友達が弁当とお茶を買った。」という場面がなんとなく思い浮かびませんか?別に動詞,形容詞がなくても名詞を捉えるだけで意味全体が掴めますよね。つまり,僕たちは日本語を聞いている時,名詞が現実世界の何を指しているか瞬時に把握し,そしてそれを頭の中で想起させることで場面を認識しているということが分かります。

このように,ぜひ英語を聞く時も詞を聞き取った後すぐにそれが現実世界の何を指すのか意識するようにしてほしいと思います。

僕たちが英語を聞くとき最初の3語が重要だから聞き逃してはダメだと教わり,意識が最初の3語に集中していると思います。もちろん最初の3語も重要なのですが,それだけでは場面の全体像が認識できないので,ぜひ目的語の名詞も聞き逃さないようにしたいところです。では聞き逃さないためにどうすれば良いのか。それが次の名詞がいつ発言されるのか予測になります。

名詞がいつ発言されるかの予測

さて,名詞はいつ話されるのか?考えたことはありますか?ここでは目的語の名詞を考えて下さい。

そうです。動詞の後ろですよね。もしくは場所などを表す場合もありますから文章の一番最後にくることが分かります。ただ,これはあくまで文面上で考えた場合の位置になります。リーディングに重点が置かれている教育を受けてきたのでこのような発想になるかもしれませんが,読むことを知らない赤ちゃんの気持ちになってリスニングの時はいつ名詞がくるのか考えてみて下さい。

それは話者の話し終わり,つまり話者の口から一番最後に出てくる言葉が名詞になります。リーディングの最後の言葉は,一番最後に話す言葉ですよね。このように視点を変えて,名詞は者の言い終わりにくると捉えてみてください。(もちろん名詞は主語もありますが,場面の全体像を掴むキー名詞は目的語になるので目的語の名詞を対象としています。)

例を見てみましょう。

I might take my chances 

Your father would be proud of you

I went to the park in south of Tokyo

ドラマで使われていたセリフを拾ってみました笑

これを見てもらえばわかるように文章の最後は,何を指すかはっきりとわかる名詞になります。さらに名詞で言い終わり,それは目的語,その次に場所を示す名詞という順番で組み立てられていることが分かります。つまり,英語を聞きながら話終わりが名詞であると意識しておくことで,目的語の名詞,場所に関する名詞,どちらかがくるということが予測できるようになります。(時間に関する名詞もきますので色々な英文を読んでぜひ調べてみてください。)

以上より,場面を想起させる重要な名詞が話者の話終わりの言葉となるということがわかったので,ぜひ英語を聞く時,いや英語を聞く前から話終わりの言葉は名詞だと意識してリスニングしてみてください。いつもと違った聞き方ができるようになると思います!

上記でも述べましたがさらに重要なことは,その名詞が現実世界の何を指しているのかを意識することです。あ,名詞だった」で終わらすのではなく,より日本語に近い聞き方を訓練するために,名詞から場面への変換を意識してするように心掛けてみてください。今まで訳して聞いていたのが,場面を通して理解できるようになってくると思います。

主語・目的語の位置関係の把握

僕たちは日本語を聞いている時,助詞がトリガーとなってどこで誰が誰に何をするかといった主語・動詞・目的語の位置関係を把握しています。しかし,英語では助詞がなく,語順でその位置関係を把握しないといけません。意味に変換してからその位置関係を把握していると早い英語についていけないので,日本語を介さずに瞬時に位置関係を把握していく必要があります。

そこでこの位置関係を把握しやすくするために,僕は英語を聞きながら「主語と目的語の間の距離感」を意識するようにしています。ぜひ下の記事を参考にしてみてください。例えば,本を読む,ご飯を食べるといった場合,現実世界では主語と目的語の間に必ずある距離が生じています。本を持って読んでいる場合,あなたと本の間に距離感がありますよね。それが僕の言いたい主語と目的語の距離感です。

本を読んでいる(I am reading the book)という英語を聞いた時,僕はam readingはIと距離感を置かず,その次のthe bookを聞いた瞬間にIと離した位置でthe bookを思い浮かべるようにしています。そうすると無理にでも主語と目的語の位置関係を作る癖がつくので日本語を介さず理解できるようになります。ぜひ目的語の名詞を主語と少し距離のある位置に置くことを意識してみてください!慣れてくると無意識のうちにできるようになると思います。

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まとめ

以上が僕が日本語のように英語を聞くために意識している3つのスイッチです。

これを意識して英語を聞き続けることで「単語を聞いてすぐに場面を思い浮かべながら,瞬時にヒト・モノの位置関係を把握できるようになる」と考えています。実際僕が試しに聞き続けて一番しっくりきた方法です。少し複雑な考え方なので万人受けはしなさそうですが,わかってもらえる人には刺さるかなと信じて,記事を書いてみました。参考に慣れば幸いです!