【英語】僕が感じていたリスニングの違和感とは?

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何か違う…?

僕は「日本語のように英語を聞けるようになる」を目標に「英語の聞き方」に拘り,自分なりの聞き方を見つける努力をしてきました。

おそらく「聞き方」と言われてもあまりピンとこないかもしれませんが,僕の中で「聞き方」とは,英語を聞く時に変える「意識スイッチ」のようなもので,何に注目して聞くかといったことを指します。

「聞き方」って単純に単語並べて文法の知識使って意味を理解するだけじゃないのか?と思われるかもしれません。もちろん,例えば英語の語順が主語→動詞→目的語だと知っておくことは重要です。これを知らないと何が何を意味しているのか分からないからです。ただ,僕の「意識スイッチ」とはこのことではありません。

僕は留学中,ある程度英語が聞き取れるようになった時に何か違和感をずっと感じていました。当時の聞き方は,音を聞き取って,一語一句単語を並べて意味を把握する。つまり,頭の中で文章を作って意味を理解していたわけです。これでも十分なのですが,日本語を聞く時と何か違うな〜といつも感じていました。言葉を聞くというより,英語という暗号を聞いて解読しているような感覚だったのです。そこで,この違和感を解明すべく,youtubeを開いてひたすら日本語を聞いて,自分が母国語をどうやって理解しているのか分析してみました。すると英語を聞く時と日本語を聞く時で自分の中で3つの違いがあることが分かりました。(個人差があるかもしれません。。)

違和感の正体

1点目:頭の中で文章を組み立てること

一つ目は,頭の中で文章を作っていることです。僕たちは日本語を聞くとき自然と音を聞き取りながら同時平行で場面を思い浮かべて意味を理解しています。つまり,文章を作って文法の知識から意味へ変換するなんてしていないのです。

僕たちは日本語を聞くとき,キーとなる単語をもとに,その言葉が表すニュアンスや場面を想起し,次々とその場面に情報を付け足していきます。例えば,放課後にテニスをする。と言われた場合,頭の中で「放課後」と聞いて「学校」を想起し,次にその「学校」の場面に「テニス」を付け加えるといった感じです。このように日本語の文章を頭の中に作らずに,単語から瞬時に場面への変換を行い,情報の付加を無意識のうちに僕たちは行っています。

2点目:ヒト・モノの位置関係を瞬時に把握

二つ目は,僕は英語を聞いた時,ヒト・モノの位置関係を単語を聞きとると同時に把握できていないということです。僕たちは日本語を聞いたとき「どこで,誰が,誰に向かって,何をしている」かといった「主語と動詞と目的語,そして場所・時間の位置関係」を助詞をもとに瞬時に判断しています。ただ僕が英語を聞いているときは頭の中で単語を並べながら文章の意味をまず理解して,そしてその位置関係を把握していました。これは,特に聞き慣れない単語が出てくるとその日本語訳を思い出そうとするため,自然と先に日本語がでてき,その訳を理解することで位置関係を把握しているということがよくありました。

3点目:先を読む力

三つ目は,先を読みながら聞くということです。僕たちは今まで聞いて培った日本語の語順パターンから次に何を言いそうかというのが予想できます。例えば,昨日ホテルで……と言われたら,きっとあなたは「ん?何したん?」と思うはずです。このように「何を」の目的語が次に来そうだと予想できるのです。もちろん英語の場合でもだんだん慣れてくると先を読めるようになってきます。しかし,これも2点目と同じですが,難しい単語や聞き慣れない単語を使われると,その意味を思い出そうと集中するあまり,予想するよりもただ意味をつなぎ合わせて理解する状態になり,先を予想しながら聞くということが難しくなっていました。

この違和感をどう克服するのか?

こちらの記事で書きましたのでぜひみてみてください! 

go-my-way.hatenablog.com

違和感を知っておくことの重要性

長々と書いてしまいましたが,以上3点が僕が感じた違和感になります。ここでは,この違和感を知っておくことがなぜ大事なのか,僕が感じることを書きます。

その理由は,ずっと同じ英語の聞き方をしていてもリスニング力は伸びず,変化の原因を把握できていないといつでも元のレベルに戻ってしまうと考えているからです。

僕が留学に来た時の懸念は,帰国後に留学に行ったのに英語があまり話せないという状況でした。一年ほど留学するとネイティブ並みの英語力はつきませんが,ある程度聞き取れるようになります。しかし,楽しい留学生活が終わり,帰国後少し時間が経つと,英語が聞き取れなくなるといったということをよく聞きます。

では,なぜ聞き取れなくなるのか…?

それは,留学中になぜ聞き取れるようになったのかを分かっていないからだと僕は考えています。長い間海外で生活している人は,自然と聞き方が脳に染み込んでいるため無意識のうちにいつでもリスニングができるようになります。しかし,たった1年や短い期間の留学では,聞き方が脳に染み込む前に帰国してしまうので,それが難しいと考えています。そのため,なぜ聞き取れるようになったのか,その原因を自分で把握し,それをもとに継続して勉強することが重要だと思っています。僕がブログで自分の学びを記録しているのもそういった経緯があります。

マイケルジョーダン曰く「一日8時間のシュートの練習はできる。でもやり方が間違っていたら,間違ったシュートが上手くなるだけだ。」とあります。

これは英語にも当てはまると考えていて,留学当初の早い英語が聞き取れない聞き方をずっとしていてもいつまでたっても上達がありません。どうやって早い英語を聞き取れるようになったのか,それの原因を分かった上で自分の勉強に活かすことが,リスニング力をキープするために大事だと考えています。

次の記事で,この違和感をなくすために僕が行ったことを記事に書きたいと思います!参考に慣れば幸いです。