【文法】日本語で考えずに英語を話す方法を考えてみた

みなさん,こんにちは。

 

 留学に来て,ぼちぼち簡単な英語を話せるようになってきた頃,ふと思いました。今だに頭の中で日本語が出てきていると。。。そうです,いわゆる瞬間英作文と言う行為をずっとやっていたわけです。もちろん,それで全く問題ないですし,それを続けていけば自然と英語が話せるようになるのだと思います。ペラペラになった人たちもきっとそうしてきたのだと思います。ただ,少し変わった僕は少しでも日本語が出てくるのが許せなかったんです。よりネイティブの感覚に近づくには,日本語を脳内から消したいと。。。

 

 そこでぼくは日本語を消すために,このように考えました。

 今まで『場面認識 → 日本語で表現 → 英訳』であったのを『場面認識 → 英語で表現』にしようと。

 ここで重要なこととして『場面認識から英語へ直接的な変換を行う』ためには,まず『英語の文章構造』と『あなたが見ている場面』の関係性を観察する必要がありました。

 例えば,彼は本を読んでいる。と言う場面があったとしましょう。

 こんな場面です。

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 日本語では文章の順番は①主語S ②目的語O ③ 動詞Vとなりますが,英語はHe is reading the book.で,①主語S ②動詞V ③目的語Oとなります。

 文型通りだからそうだろ!と思われるかもしれませんが,視点を変えた僕なりの英語の文章構造と場面の捉え方をこうなります。

  1. 主語が捉える対象(目的語)は文章上一番最後に述べられている,つまり主語から近いものから順番に単語が並べられている。
  2. 動詞は,主語と目的語(名詞)を繋ぐものだということ。

 日本語はまず対象(目的語)を捉えて,先に述べますが,英語の場合は逆になっていますね。

(余談ですが,こうみると英語の構造は大変面白いんです。英語は,主語から正確に順を追って一つずつ対象を見ていきます。文章として正しいかわかりませんが,I saw him overhear her talking to her mother.の場合,登場人物は4人でI → him → her → her motherとなり,Iから出発して順番に場面を捉えます。これが英語は論理的だと言われる所以でしょうか。)

 

 僕は今まで「英語は日本語と語順が異なるから先に動詞を言わないといけない。」と習っていたので,とりあえず主語,そしてすかさず動詞を言うをことを繰り返してきました。ただ,それは話すときにあくまで『知識』としてそうしてきただけで,『現実世界の場面』を捉えて,話していたわけではないことに気づきました。

 しかし,上記2点を意識するようになると,日本語を介さず英語を組み立てることができるようになりました。ぜひ身近な例としてPCを使う,映画をみる,コーヒーを飲むなど独り言英語で,名詞の対象を捉えて,そして動詞でつなぎ合わせるということを意識して英語を組み立ててみてください。簡単に楽しく文章が作れるようになってくると思います。

 

 今回はSVOを用いて説明しましたが,SVCなどの2文型でも自分なりの場面への変換を意識してみるといいかもしれません。また何事もそうだと思いますが,何か違う方法を習得するには,『違いを意識して取り組む→何回も繰り返す→違和感がなくなり,自然に行える』というプロセスを踏む必要があります。僕自身単語の知識不足などもあって難しい文章となると今だに瞬間英作文をしてしまっていますが,出来るだけ場面から英語に変換できるようこれからも頑張って取り組みたいと思っています。

 

参考になれば嬉しいです。それでは,また。