【文法】「of」の大事な3つの用法

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こんにちは。

 今回は,僕が大事だと考える「of」の3つの用法を紹介したいと思います。

 もともと3つに限定した理由は,僕が全ての意味を覚えるのが苦手なのです。というのも,他の参考書等では原因・分離・所属など細かく分けられて意味が紹介されています。英文を読むときにいちいちこれはどの意味かな?なんて考えていると読む時間が無くなりますよね。なので,今まで自分が英文を読んできた経験から,これを知っていれば大体読めるようになるという用法を3つに絞ってみました。

 「of」のイメージって?

 まず,前置詞はイメージで覚えるということが大事です。以前紹介した「一億人の英文法」にも紹介されています。

 僕が持っている感覚は「←」の左矢印です。
 詳しくいうと「of」の基本イメージは「A of B」で「AがBの一部・所有物」ということになります。つまり「AのものをBから取りだす 」もしくは「BがAを持っている」という感覚から,僕は「←」として覚えています。参考になる絵がこちらのサイトに載っていますので,確認してみてください。絵を頭にいれておくとわかりやすくなります!!

eikaiwa.weblio.jp

基本イメージ:一部・帰属 of 全体・所有者

まず1つ目の意味ですが,イメージ通りの「一部分・所有物」になります。

  • 一部を示す場合:BからAを引っ張ってくるイメージ

 top of the mountain / the bottom of the bottle / 30% of the people / a piece of the cake/ end of the street / $2000 of the costなどが例として挙げられます。比較的理解がしやすいはずです。たまにthe key to the doorをofと間違えそうになりますが,扉はキーを持っていないので,ofではないということが容易に理解できるかと思います。

  • 所有を示す場合: BがAを持っているイメージ

 the climate of Japan / a friend of mine / the population of Tokyoなどが例として挙げられます。過去にBからAを引っ張ってくるイメージでこれを理解しようとしたのですが,僕の中ではしっくりこず,BがAを持っているというイメージで理解し直しました。もし,BからAを引っ張ってくるで感覚的に理解できる方は,そのまま覚えていただければいいかと思います。できるだけ暗記を減らし,一つのイメージで覚えられる方が統一感がありますので。

基本からの例外①:動詞の名詞化 of 目的語

 基本イメージでは僕が理解できなかった例外の一つが「動詞の名詞化 of 目的語」です。

 the development of the technique / the discovery of the oilなどが例として挙げられます。これは基本的に,ofの前が「動詞の名詞化」だった場合,後ろは目的語になります。これを踏まえて訳す時ですが,「技術の発展」と訳さず「技術を発展させる」と理解するようにするとスムーズに読めます。というのも,SVOの文型を読むことに慣れていることと,技術の発展と読み返しをせずに読めるからです。

 もう一つの近い用法として主格を表す場合があります。例えば,arrival of the train。これは,上記基本イメージの「所有」をイメージしていただければ理解しやすいかなと考えています。そのため,例外としてはofの後ろに目的語がくる場合のみ紹介しています。

基本からの例外②:同格

 一般的な例としまして,idea of〜/ the goal of〜/ the cost of $2000等があります。正直に申し上げて,これは英文を読んで出会ったものをそのまま覚えていくしかないのなと思っています。数は限られていると思うので,自然と覚えられるはずです。

 これはofでなければいけないんだ!といった風に神経質になる必要は全くなく,間違って会話でtoやforを代わりに使っても伝わることが多いです。実際,私のホストにI have responsibility to〜とI have responsibility of 〜って違いある?と聞いた時,toをよく使うけど,ofでも意味は通じると言われました。なので,折に触れて気長に覚えていっていただければいいのかなと思います。

 

 最後にこれ以外のofの用法ですが,例えば原因のof でHe died of cancerなど。原因と覚えておかなくても基本イメージの「←」を考えてもらえれば,なんとなくガンのせいで亡くなったのかなと想像することができます。もし,きっちり覚えたい方は,このようなofは基本的に動詞に紐づく特有の意味になりますので動詞とセットで覚えていけばいいと思います。例えば,inform A of Bやaccuse A of Bなど。

 

以上です。参考になれば幸いです!