5文型なんて要らない!斬新な考え方①

みなさん,こんにちは。

 僕は「日本語を介さず英語を理解しよう!」をモットーに,英語学習に励んでいます。

 そこでですが,英語の文法学習の一番最初に,英語の文型は5つあって〜SVOだと〜かSVOCだ〜とかを学ぶと思います。僕的には…これってあんまり良くないと思うんです。その理由は,英文を読む度に,例えばこれは4文型が当てはまり「〜に〜を」の訳をつけるといった機械的な作業をしてしまい,日本語経由でしか英語を理解できなくなるからです。特に受験勉強の時とかこんな感じじゃないでしょうか。。僕はまさしくこれでした笑

 言葉は,自分の感情や自分の眼に映る場面,頭の中の想像を共有するためにあると思います。しかし,このような読み方をしてると,英語を紙に書かれたただの文字としてしか認識できなくなります。そうならないために,文型なんか気にせずスムーズに現実世界の場面をイメージするにはどうしたらいいだろうと考え,僕なりにそのコツを整理してみたので,それを今回は共有したいと思います。

コツを考える前に…

 違う記事でも書きましたが,文型なんかを考える前にまず『文章構造と現実世界のモノの位置関係を観察する』ことがちょ〜重要だと思っています。

例えば,「彼が本を読んでいる」という現実のヒト・モノの位置と文章中の単語の位置の関係を観てみましょう。

現実のヒト・モノはこんな感じでしょうか。ちゃんと本を読んでいます笑(下手くそですみません。。。笑)

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次にそれを英語の文章として示すと:He is reading the book.となります。

上のヒト・モノの位置関係と文章中の単語の位置を比べてみましょう。こんな感じでしょうか。

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文型通りなのであまり気づかないかもしれませんが,視点を変えると,この位置関係から英語は『主語に一番関係があるものから順番に並べられる』「対象が一番最後に述べられる」ということがわかります。動作をしているのは主語の本人ですよね。つまり,主語はその動作を持っていると考えられるので,動作の方が主語と関係が深く,先に動詞から述べられています。決して,英語は日本語の語順が違うから先に動詞を言う必要があるんだ!とか考えて,文章を作ったりしないでくださいね!それは単なる知識ですので,言葉と映像をリンクさせるためには位置関係を把握しておく必要があります。

文章が長くなるときの文章構造と場面の位置関係はどうなっている?

 先ほどSVOの例から「英語は主語に関係が近いものから並べられ,対象が最後にくる」ということがわかりました。では,英語の文章が長くなる時がありますが,その際の文章構造と場面の位置関係がどうなっているのか考えみましょう。

「彼女が本を読んでいるのを見た」という例を考えてみます。いわゆる5文型と言われるものです。こんな絵でしょうか(笑)

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 文章を作ると:I saw her reading the book.となります。

 同様に位置関係を観てみると…こんな感じでしょうか。

(SV)I saw (S'V')her reading (O) the book

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 これからもわかると通り,単語は,主語から関係の近いものから順番に並べられています。また,別視点で捉えてみますと,『英語の構造は(SV)+(S'V')+(S''V'')+(S'''V''')+…となり,主語と動作のワンセットが連なり,文章が構成される』と言うことがわかります。

 では,この視点で他の例をみてみましょう。

「彼がお菓子を食べるのを許した」と言う場合,I let him eat the snack.となります。「私が許す+彼は食べる+おやつを」ということで,こちらもSVのワンセットが連なっていることがわかります。

 ここで,どんな英文でもSVのワンセットが文章を構成していると分かれば,英語の見方が広がります。これすごい面白いんです。

 例えば,it is 形容詞 for〜 to Vとかいう構文。これもfor 〜 to Vの部分がSVの構造になっていますよね。for,toを使うことが文法上正しいのですが,会話中に間違ってfor, toを抜かしてSとVを述べたとしても,意味はきっと通じるんだと思います。It is important I study English.みたいな感じです。他にも,I appreciate you standing up for me.など表現できます。味方になってくれてありがとうという文章ですが,SVで繋げられるということを知らなければ,I appreciate that you stand 〜といった文章を作ってしまいそうです。

 このように,僕はアメリカのドラマなどを見ていると日本で勉強していた時には見たことがない構造のセリフに沢山出会いました。勝手にこれを日常生活の崩れた英語とか思っています(笑)。しかし,英語では「SVのセット」が繋げられていくということを知っていれば,どんな形の英語でも簡単に理解することができると気づきました。

 最後に,英語から場面をイメージしやすくするコツの基本として,英語に以下の特徴があることを頭に入れておくことが重要になります!!

  1. 「主語に関係の近いものから順番に述べられていく」「対象(目的語)が一番最後に述べられる」
  2. 「SVのセット」が連なって文章が構成される

 ぜひ,文型なんか気にせず,文章を読みながら,これを頭に入れて場面を思い浮かべる練習をしみてください。いつか文型を忘れて,自然と文章の頭から場面をイメージできるようになっていると思います。話すときも見方が変わると思います!

 とはいっても,全てがこれに当てはまるというわけではありません。

 例えば4文型のI gave you the book. 2つ対象があるけどどうしたらいいとか,I kicked the door open.の5文型で,SVで連なっているものの,今までの方法で考えると「ドアが開くのを蹴った(?)」とか意味不明なってしまいます。本当は「ドアを蹴って開けた」となります。次の記事で,この辺りをイメージしやすくするためのコツを書きたいと思います。

参考になれば嬉しいです!では。