読書は学歴を凌駕する!学<習>歴を鍛えろ!

 こんにちは。

 僕は学生の頃全くといっていいほど本を読んできませんでした。そして,社会人になってようやく本を読むことの楽しさに気づき,学生時代の自分を後悔しています。

 学生時代の遅れを取り戻すためにの社会人になってからビジネス本,小説など色々と読みましたが,いつもどうすれば社会人,ビジネスマンとしての教養がつけられるのか疑問を持っていました。そう悩んでいる時にBCG元日本代表の堀紘一氏の「自分を変える読書術 〜学歴は学<習>歴で超えられる〜」という本に出会い,タイトルに惹かれ,読んでみました。教養をつけるためのTipsが散りばめてありましたので紹介したいと思います。 

学歴なんてクソ喰らえ!

 最初の章の一番最後に書かれている言葉です。

 ある程度勉強して,そこそこの大学に入り,ちっぽけなプライドが醸成されしまっている僕には大変耳が痛い言葉です。本のタイトルにもありますように「学歴と言うものはこれからの学<習>歴で超えられる」つまり,僕たちは死ぬまで勉強であり,自分にとって新しいことをインプットをし続けることが社会人として重要であるということです。

 僕自身の経験においても,物知りな方との話は面白いし,そのような方は話題の引き出しを多数持っているので色々な方とのコミュニケーションをすごくスムーズにされている印象があります。ぜひ自分も目指していきたいところです。

 本書では目安として「30代までは年間100冊を読みなさい」と書かれています。単純計算で1ヶ月で約10冊,週に最低2,3冊以上といったところでしょうか。一冊あたり平均2時間とすれば週に4〜6時間確保,つまり一日1時間読書に時間を当てれば年間100冊は目指せそうです。どんなに忙しくても隙間時間を活用すれば達成できそうな目標なので頑張っていきたいと思います。

社会人が読むべきジャンル

4:3:3の法則

 著者は読む本のポイントとして「4:3:3の法則」を唱えています。ビジネス書4割,小説3割,その他3割という意味です。ここでいうビジネス書というのは,決してHow-to本のようなものでなく専門家が書いた学問としての本を指しています。

 小説も読むべきなのか!と思ったのですが,僕も小説を読むようになって,確かに小説には,想像力を豊かにさせてくれたり,今まで知らなかった語彙を教えてくれたりコミュニケーションにおいて必要な知識を与えてくれている気がしています。

「その他」に含まれるジャンル

 ここでは「その他」のジャンルとして,「生物学・歴史・軍事学・哲学」の4つのジャンルが挙げられています。これらの本は難しい本が多く,根気強く読むことが勧められていおり,いつか分かるようになってくるとスムーズに理解できるようになると書かれていました。確かに僕自身,留学中のホストファミリーとの会話で日本の歴史を聞かれて全く答えられない自分が恥ずかしく,1900年前後から第二次世界大戦終戦までについて学びなおしました。初めは抵抗があったのですが,歴史にもストーリーがあってなんでそれが起きたのか?日本はなぜその判断をして戦争に参加したのか?など意識して読むと点と点が繋がることが楽しくなり,初めは抵抗あったものが面白く読めることに気づきました。哲学とか面白そうなので今後読んでいこうかなと思っています。

本を読んだ後にぜひしていきたいこと

本の内容と自分の今の状況を照らし合わせて共通点を探す

今までただ闇雲に本を読んできましたが,ただ本を読んだだけでは自分の血肉にはならないということを痛感しました。しっかりと目的を持って読み,読んだ内容から自分が今考えていることとどう繋げられるか意識しない限り,頭に残らないということです。例えば本書では,生物学の「適者生存」という考えを用いて,経営での「環境に応じて常に変化し続ける」ということが述べられていました。生物とビジネス,分野が違っていたとしても共通点はあるということで,そのような考え方に「なるほど!」と思い,自分でもこれから共通点を意識して読書をしていきたいと思っています。

読書ノートを書く

自分が思ったこと,心に残った名言など自分の言葉に変えてアウトプットすることで読書の深化に繋がると述べられています。ブログを書いていて思いますが,アウトプットするには自分の考えをまとめる作業が必要になるので,否が応でも思考が整理されます。そうすると記憶の定着がただ読むだけの時に比べてかなりアップしていると実感しています。一つ一つの読書を無駄にしないためにも,これからもぜひ自分の読書ノートを作っていきたいと思っています。